手軽に、プランター1つからベランダ、庭、または畑で野菜を育ててみませんか。
この記事では、春に最適な野菜の栽培方法を紹介します。
ジャガイモ
特徴
初心者にも適した野菜です。
深いプランターでの栽培が可能です。
品種は様々で、ダンシャク、キタアカリ、メークイン、とうや、ホッカイコガネなど多くの選択肢があります。
場所
連作障害を避けるため、前年とは異なる場所にジャガイモを植えましょう。
プランターを使用する場合、前年の土は使わず、新しい土を使用します。
タネイモ
タネではなく、ジャガイモそのものである「タネイモ」を植えます。
タネイモを購入したら、家の中の日当たりの良い窓辺に配置します。
これにより、タネイモの芽が大きく伸びやすくなります。
芽が育った後は、植え付け後のジャガイモの生育が速くなります。
昼間は暖かいかもしれませんが、夜は気温が下がることがあるため、夜間にはタネイモを保護するためにタオルや新聞紙を使用しましょう。
タネイモを植える前に
タネイモは約40gほどの大きさのものを選びます。
大きなタネイモは包丁で半分または三分の一に切り、芽が均等に分布するようにします。
切り口が腐らないように、切り口を上にして2日ほど陰干ししましょう。
タネイモの植え付け
溝を掘り、タネイモの切り口を下にして配置します。
ジャガイモは生育すると1株に多くのジャガイモが育ち、横に広がりますので、タネイモとタネイモの間隔を30cmに保ちながら植えます。
その後、タネイモとタネイモの間に堆肥を追加し、土をかぶせて植え付けを完了させます。
芽かき
植え付けてから約1ヶ月後、多くの芽が出てきたら、健康な芽を2本選び、他の芽を摘み取ります。
芽かきを行うことで、ジャガイモの生育が促進され、大きなジャガイモを収穫できます。
追肥
芽かき後は追肥が必要です。
化成肥料を株と株の間にまき、土と肥料をジャガイモの株の根元に寄せます。
芽が大きく伸び、蕾がついたら、同じように追肥を行います。
ジャガイモが土から飛び出してしまうと緑色に変色し、食べることができなくなるため、株の周りにしっかりと土を寄せておきましょう。
収穫
ジャガイモの葉が黄色くなったら収穫の兆しです。
ジャガイモを損傷しないように、株の周りの土をスコップで緩め、株ごと引き抜きます。
収穫したら、ジャガイモを日光の下で干し、冷暗所で保存することができます。
ミニトマト
特徴
コンパクトなサイズで、子供たちにも好評で、初心者にも育てやすい特性を持っています。
プランターでの栽培が可能です。
最近では、茶色のミニトマトなどの新しい品種も増えていますが、アイコは特に育てやすくおすすめです。
場所
連作障害を避けるため、前年とは異なる場所に植えることをお勧めします。
プランターの土は新しいものに交換します。
苗の植え付け
苗と苗の間隔を50cmおきに配置しましょう。
苗を植えたら、支柱を立てて茎と支柱をやや緩く結びつけ、苗が倒れないようにします。
水やり
土が乾燥した場合は、充分に水を与えます。
害虫
アブラムシやハダニなどの害虫に注意が必要です。
わき芽かき
芽が伸びてくると、余分なわき芽や茎を指で折ることで、トマトの苗全体に均等に日光が当たり、良い生育環境を提供します。
成長したトマトの茎と支柱をさらに固定します。
収穫
約60日後に収穫ができます。
ニンジン
特徴
ニンジンにはカロテンやビタミンB、Cが豊富に含まれています。
深いプランターを使って栽培できます。
細くて長い長根種と太くて短い短根種が存在します。
短根種は多くの品種があり、初心者にも適しています。
タネまき
1cmの深さにうねや細い溝を作り、タネをまき、薄く土をかぶせます。
芽が出るまで、不織布やワラなどで覆い、十分に水をかけます。
間引き
3回行います。
最初は約2週間後に、ふたばの芽が現れたら、元気のない芽を抜き、ふたばとふたばの間を3cm間隔に間引きします。
次に、タネをまいてから1ヶ月後、2回目の間引きを行い、株と株の間を6cm間隔にします。
最後に、タネをまいてから約50日後に、10cm間隔に間引きを行います。この時点では小さなニンジンが食べごろになっています。
まいた後の間引き作業後は、追肥と土寄せを行いましょう。
害虫
ネキリムシとキアゲハには注意が必要です。発見したら、すぐに取り除いてください。
収穫
約3ヶ月後に、ニンジンが十分に生育したら収穫の時です。
葉の根元をしっかり握り、引き抜いてください。
シュンギク
特徴
シュンギクは、鍋物やおひたし、炒め物などにちょっぴり苦味があり、美味しい野菜です。
プランターで簡単に栽培できます。
タネまきと間引き
軽く棒で押して1cmほどの溝を作り、タネをそこに置いていきます。
1cm間隔で一列にタネをまき、薄く土で覆ったら、やさしく水をたっぷりとかけましょう。
間引きは、ニンジンと同様に3回行います。
収穫
1つの株には何枚もの葉がつくので、長いものから収穫していくと、下の葉が次々に伸びてきて、長期間にわたって収穫できます。
パセリ
特徴
パセリは見た目が美しく、料理を引き立てる万能ハーブです。
サラダやスープ、お弁当のアクセントになります。
苗を植えるだけで簡単に育てることができ、初心者にもおすすめです。
プランターで栽培可能です。
場所
パセリを植える場所は、十分な日当たりが得られる場所を選びましょう。
苗の植え付け
植える前に土に充分に水をかけ、苗を植えて土を整え、再び水を与えます。
害虫
アブラムシには注意が必要です。
収穫
葉が繁ってきたら、外側の葉から収穫すると、中央の葉が次第に伸びてきて、長い間収穫できます。
コンパニオンプランツ
コンパニオンプランツは、お互いに相性が良く、害虫の侵入を防いだり、生育を助け合う植物の組み合わせです。
以下はいくつかの例です。
- トマトとバジル、ナスとバジルの組み合わせは、お互いの生育を促進します。
- コマツナとニラを近くに植えると、害虫を寄せ付けにくくなります。
- ピーマンと落花生を一緒に育てると、お互いの生育が助けられます。
マリーゴールド
野菜の周りに植えると、害虫を寄せ付けにくくなる有用な花です。
特に、土壌中に生息する害虫を制御し、さらにマリーゴールド自体がアブラムシを引き寄せて制御します。
場所
日当たりの良い場所でよく育ちます。
タネまき
指で土に穴を掘り、2〜3個の種を置いたら、土で覆います。
移植
葉が2枚になったら、5〜6cm間隔で植え替えます。
その後、葉が約5枚になったら再び移植し、約30cm間隔を保ちます。
夏まで長く楽しめる花で、苗も手に入りやすいので、簡単に育てることができます。