ペットボトルや牛乳パックを再利用して、エコな家庭菜園を始めませんか?
これらの容器を活用すれば、手軽に野菜やハーブを育てられ、環境にもやさしい方法です。
家庭菜園のスタートアップから育て方まで詳しくご紹介します。
ペットボトルを活用してエコな家庭菜園を楽しもう
ペットボトルは使い勝手がいい一方で、環境には優しくないことがあります。
リサイクルはできるけれど、やはり大量のゴミになるのは気持ちのいいことではありません。
そこで、ペットボトルを使って手軽に家庭菜園を始めてみませんか。
本来ならばゴミになる予定のペットボトルが、プランターとして再利用できるのです。
エコであり、透明なので植物の成長を楽しむことができ、上手に作ればおしゃれなインテリアにもなります。
ペットボトルをリサイクルして、エコな家庭菜園を楽しみましょう。
ペットボトルで育てることができる野菜とハーブ
ペットボトルを使って育てることができるのは、主に野菜やハーブです。
野菜としては、ラディッシュ、カイワレ、小カブ、ミニトマト、ミツバ、しそ、レタス、ミズナ、チンゲンサイ、ルッコラ、ねぎ、にんにく、イチゴなどが栽培可能です。
そして、ハーブとしては、イタリアンパセリ、バジル、セージ、クレソン、ローズマリー、ミント、レモンバーム、オレガノ、チャイブなどが育てることができます。
ハーブについては、聞いたことのある種類が多いかもしれませんね。
ペットボトルで野菜を育てるための必需品
ペットボトルで野菜を育てるためには、空のペットボトルが必要です。
お茶や水を飲んだ後のペットボトルを使って、野菜やハーブを育ててみましょう。
様々な種類の種を用意します。
同時にいくつかの異なる種類を育てることをおすすめします。
1つだけに頼らない方が、失敗しても影響が少ないですよ。
また、液体肥料も必要です。
ホームセンターで約1000円ほどで手に入りますし、インターネットでも入手できます。
窒素、リン酸、カリウムの三大栄養素に加えて、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、ホウ素などが豊富に含まれたものが良いでしょう。
土の代わりに使えるものも必要です。
ハイドロボールなどを使って、必要な分を調整しながら使用しましょう。
根と水をつなぐための約30センチの長さのフェルトも用意しておくと良いです。
苗を育てるのに使う台所用スポンジなども必要です。
ペットボトルの再利用方法
まず、ペットボトルをよく洗いましょう。
ボトルの口の部分が上に来るようにし、底部分を下に向けます。
その後、上から約1/3の位置で水平にカッターナイフで切ります。
そして、飲み口を逆さまにし、底の部分に被せれば、用意は完了です。
周りにアルミホイルを巻くことで、日光に当たって藻が生えるのを防ぐこともできますが、必ずしも必要ではありません。
スポンジを使った育苗の手順
まず、スポンジを使って育苗の準備をしましょう。
スポンジに切り込みを入れて、育苗の土台を作ります。
種を発芽させるためには、適度な水分が必要です。
スポンジを2センチほどの大きさに切り、十字に切れ目を入れます。
切れ目を上に向けて、タッパーなどに並べます。
スポンジの6割ほどに水を注ぎ、スポンジが乾かないようにします。
1つのスポンジには、1個から3個の種をまきます。
毎日水を交換して、発芽させるまでお世話します。
スポンジから根が伸びたら、スポンジごとペットボトル容器に植え付けます。
ペットボトル栽培は、日光不足に注意が必要です。
そのため、ペットボトルを窓際に置いて、できるだけ明るい場所に配置しましょう。
培養液は希釈して、適切な濃度で管理します。
約2週間ごとに培養液を交換します。
あとは、成長を待ちながら定期的に培養液を供給していきます。
キットを使えば手軽に始められますし、ハーブを育てたいときにも便利です。
牛乳パックを使ったエコな家庭菜園
牛乳パックも、家庭菜園に使える素材です。
普段は牛乳パックを使い終わったら、きれいに洗って乾かし、リサイクルに出すか、捨ててしまうことが多いと思います。
しかし、牛乳パックを活用して、家庭菜園のプランターとして再利用することができます。
やり方は、牛乳パックの口をホチキスで閉じて、側面に切り込みを入れて土を詰めるだけです。
切り込みを入れる際のポイントは、周りを約1センチ残して切り込むことです。
この周囲を1センチずつ残してカットしましょう。
牛乳パックは、ちょうど1000mlの容量があるので、計量にも便利です。
デザインが牛乳パックそのままだと地味ですが、シールを貼ったり、カラフルなものを選んだりすると、おしゃれに演出できます。
また、水抜きの穴は裏面ではなく側面に開けましょう。
キリを使って、10個から20個の穴を等間隔に開けます。
これらの穴は水の排水に使います。
裏面に穴を開けてしまうと、水が効果的に排水されませんので、側面に開けることをおすすめします。
牛乳パックを使う際、縦にするか横にするか迷うことがあるかもしれません。
縦にする場合は、根がよく伸びる野菜を選び、横にする場合は根があまり伸びない野菜を選んでください。
排水用の穴は、キリを使ってやや大きめに開けてください。
これにより、土が詰まって水が排水できない根腐れを防ぐことができます。
土を詰める際も、あまりパンパンに詰め込まないようにしましょう。
最低でも土の上に1センチほどの余裕を持たせ、植物のために指で穴を開けていきます。
牛乳パックで野菜を育てよう、何を選ぶ?
牛乳パックを使って育てる野菜、何が最適でしょうか?
おすすめは、ラディッシュやベビーリーフ、ミントなどです。
これらの種は非常に小さなものなので、注意が必要です。
種を1センチの間隔で、軽くふりかけるようにまきます。
土を種の上にかけたら、手のひらでやさしく押さえ、種がずれないようにします。
最後に、水をかける際には霧吹きを使うと良いです。
何が何でも、牛乳パックを使った家庭菜園は、身近な材料だけで野菜を育てる楽しみが味わえます。
とても楽しいので、ぜひ挑戦してみてください。
芽が出るまでは、室内で保管し、水をきちんと与えながら待ちましょう。
キッチンなどに置いておくと、可愛らしく素敵ですよ。
芽が出てきたら、外に出して太陽の光を浴びせましょう。
また、排水用の穴から水が十分に排出されるように、適量の水を与えてください。
葉が生育してきたら、適度に芽を摘み取り、間引きを行い、植物同士の距離を広げていくことをお忘れなく。
牛乳パックは太陽の光を遮るので、便利な家庭菜園に
植物が芽を出す際には太陽光が必要ですが、土が直接太陽にさらされると、土の温度が上昇し、根が傷んでしまうことがあります。
そのため、袋栽培に腐葉土の袋を使う際には、注意が必要です。
しかし、牛乳パックを使ってプランターを作ると、不透明な性質から太陽光を遮断でき、野菜の育成が非常に便利に行えます。
飲み口を塞いでホッチキスで止めるだけで、土が漏れることはありませんので、安心してください。
さらに、牛乳パックは安定感があり、しっかりとした重さと自立性があります。これは大きな利点です。
密閉も可能で、使い終わった後に簡単に廃棄できます。
ただし、牛乳パックの利用には葉物野菜に適しているという制約があります。
根菜や果物を育てるには深さが不足することが難点です。
しかし、葉物野菜を室内で育てる場合は、種と土を調達するだけで、牛乳パックを使った栽培は手軽でおすすめです。
まとめ
ペットボトルと牛乳パックを再利用して始めるエコな家庭菜園は、手軽で楽しい方法です。
これらの容器を用いて野菜やハーブを育てることで、環境にも配慮しながら自家製の食材を楽しむことができます。
必要な用具や育てるべき植物の選択、育て方のポイントについて理解することで、家庭菜園を始める一歩を踏み出しましょう。
エコな育成法で、新鮮な野菜やハーブを手に入れる喜びを味わいましょう。